こんにちは、僕です。街頭で美容師さんからカットの勧誘を受けたことはありませんか?
経験したことのない方であれば、美容院で客引きなんて普通やらないでしょ? と不思議に思うかもしれません。僕も最初は怪しいなぁとも思ったのですが、東京では結構頻繁にやっているみたいですよ。
今回は、美容室の客引きに勧誘されたので実際に行ってみた様子についてお話しします。
美容院には聖地があった?
青山・表参道・原宿と言えば、高級ブランドやファッションショップがひしめく都内有数のお洒落区域です。
知り合いの美容師さんいわく、美容室の数が日本で最も多いのがこの地域なんだそうです。さすが、オシャレの街ですね。まさに美容院の聖地なのです。
美容院のキャッチセールス
今の僕であれば、街頭の勧誘に対して軽くあしらったり、無視したりもできます。しかし、東京に出てきたばかりで右も左もわからなかった数年前、純粋だった当時の僕には簡単に断れなかったんですよね。
ある日曜日、僕は用があって渋谷から表参道方面へ青山通りを一人歩いていました。すると、突然女性から声を掛けられたのです。
「すみません、○○という美容室なんですけど、新規のお客様に美容室のご紹介をしていまして…」
「カットモデルとかではないので安心してください」
こんな感じだったでしょうか? もう内容は忘れてしまいましたが、とりあえず「お店すぐそこだから、今から髪の毛切りに来なよ!」てな感じで誘われたわけです。
うわ~めんどくさい。正直な感想はこうですよね。だって美容院は行きつけのお店があるし、そもそも自分が行きたいと思ったタイミングじゃないのに誘われたからって普通行きますか?
というわけで、僕は行くことになってしまいました。僕は普通じゃなかったんです。当時の僕は、素直を通り越してだまされやすい人間だったのでしょうね。人が善すぎたのでしょうか、お誘いを断れなかったんです。ちょうど髪も伸び頃でしたし。東京ってコワい街なんだなぁと思いましたよ。
行ってみた結果
美容師さんに連れられてお店へ向かうのですが、あれ? そこのお店じゃないの?
(写真は実際に行った美容院とは異なります)
目の前のお店ではなかった
数メートル離れた場所に美容院風の看板があるので、てっきりそこに連れていかれるのかと思っていました。ところが、その美容師さんは大通りから小路へ入って行くのです。なぜ?
歩くこと1分といったところでしょうか、通りから決して遠くはない、けれどもそこに美容院があるなんて普通の人には絶対にわからないような普通のマンション型の建物に案内されました。
中はおしゃれな美容院だった
階段を上がると美容院のお洒落そうな看板が見えてきました。入ってみると2LDKをくり抜いたような広さの店舗で、普通におしゃれな美容室です。内装やオブジェなんかにもこだわっているのでしょう、素敵な空間と言えないことはなかったですね。
ところが…。
勧誘されたのに待たされる
街頭で勧誘されたので仕方なしに行ってみたわけですが、お店に着いて荷物を預けて待たされるとは意味が分からない。混んでいるのなら、客引きなんてしなくていいのに…。
待たされること15分~20分といったところでしょうか。普通の美容院であればその程度の待ち時間は全然アリです。我慢できます。しかし、連れてきておいてこの仕打ちはないですよ。勧誘してきた美容師さんは店内に引っ込んでしまってフォローなしですし。なにこれ?
文句を言ったら切ってくれた
お人好しの僕ですが、さすがに我慢の限界だったので、受付さんに「どうなってんの? 時間かかるならもう帰っちゃうよ!」と文句を言ったところ、「いま確認してまいります」と引っ込んで行きました。
その後すぐに案内されて、おそらく店長と思われる優しそうな若めのおじさんに髪を切ってもらいました。「いやーお待たせしてすみませんでした。なにか飲まれます? 冷たいお茶でもお持ちしましょうか?」みたいな手厚い対応を受けました。
結局
仕上がりは普通でした。髪の毛を切るのがものすごく上手とか、仕上がりがすごく良かった! また来たい! みたいな感じにはなりませんでしたね。
なにより、お店に来てねと誘っておいて待たせるとかいうフェイント攻撃が気に入りません。美容師の技術どうこうではなく、お店全体としてのサービス精神に問題があるような気がします。
なぜキャッチセールスなのか?
なんで美容師さんは街頭でお客さんをキャッチしなくてはいけなかったのでしょうか? 理由はわかりそうですよね。この店舗は初めての人には絶対にたどり着けない立地にあるお店だというのが一番の理由なのでしょう。
美容室がひしめき合う地域だからこそ、大通り沿いの目立つ店舗は客引きなんてしなくてもお客さんが入ってくれる可能性が高いです。一方、通りから外れた店舗は見向きもされない。だから、キャッチしてでもお客さんを連れてきたい。そういうことでしょう。
連れて行かれたとしても、店舗の対応が良くて美容師さんとも仲良くなったりすれば再来もアリだと思います。ですが今回のように、初見のお客さんに塩の効いた対応をされると二度と行かなくなるということを理解してほしいものですよ。
勧誘されたときの対応を考えた
今後、街中で美容室の勧誘をされた場合の断り方を考えてみました。
無視してスルーするのもアリですが、人間らしくお互い気持ちよく会話して断りたいですからね。
切り返しトーク集
実は昨日切ったばかりなんですよ
さすがに昨日髪の毛を切ったばかりの人を誘う美容師はいないでしょう。ただ髪の毛が長い人には使えません。
家族が美容師なんですよ/家が美容院なんですよ
かなりのレアケースかもしれませんが、そういう人もいるかもしれませんよね。いつも自宅で切ってもらってるなら誘いづらかったりするのかなと思います。
実は自分も美容師なんですよ
同業者を装って「お疲れさまです」みたいにしたら、相手も一歩引いてしまうかもしれません。
坊主にする
髪の毛がなければ、どんな美容師さんでも髪の毛を切ることはできませんからね。声を掛けられなくなるでしょう。女性がやるには難しいかもしれませんが。
すみません、ふざけすぎました。普通に笑顔ではっきりと断るのが一番ですよ。心弱そうに断ると切り返されちゃいますから、はっきりと、しかも笑顔でさわやかに断れば深追いはしてこないんじゃないでしょうか。
さいごに
今回は、東京の美容院の客引きに勧誘されたお話しをご紹介しました。
僕はそこまでしつこい勧誘はされたことはありませんが、女性の方であれば結構しつこく同じような勧誘を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
行くか行かないか、最終的にはご自身の意思で決めることですが、面倒であればはっきり断るのが一番ですよ。