この記事は、2017年10月22日(日)に実施された衆議院議員総選挙の際に執筆しました。
先日、選挙の投票に行ってきました。
選挙結果がどうこう、というのもありますが、今回は朝一番に投票所で行われるプチ儀式についてのお話です。
事情あって朝から投票所へ行ったところ、たまたま見ることが出来て、「へ~」と思ったので勝手にご紹介します。
早朝の投票所
当日は関東でも台風接近の知らせがあったため、早めに投票を済ませてしまおうと思い早朝を狙った僕です。
前日のニュースでは、台風前に期日前投票をするため、ディズニーランドの順番待ち並みに行列をする光景が放送されていました。雨風の中待つのは嫌だと思った僕は、早朝6時45分に投票所へ到着したのでした。
ところが、行ってみると既に並んでいたのは1人だけ。僕と同時に年配の夫婦が来たため、僕は4番目でした。張り切っていたのに拍子抜けした感じですね。
早く着いたけど、こんなに早く来る必要はなかったのかもしれない。
投票開始時のセレモニー
投票所では朝7時から投票が開始されますが、投票開始時はどんな様子なのかあまり知られていません。
開始5分前ほどになって、投票所である小学校の体育館の建物内に入ることができました。入口から入って通路を通り、会場のドアの前で開始まで待ちます。
ドアの前に係員が2人立ち、1人が携帯電話で時報を鳴らして7時ちょうどになるのを確認します。そして7時ちょうどになると、もう1人の係員が「ただいまより、第48回衆議院議員総選挙、最高裁判所裁判官国民審査の投票を開始します。」と開会宣言が始まりました。
うわ~、投票の最初ってこんな感じなんだー。
一番乗りの特権「零票確認」
先頭に並んでいた男性には、投票箱が空であるかどうかの確認をしてほしいと係員が依頼していました。
「零票確認」や「ゼロ票確認」と呼ばれるもので、この確認は公職選挙法で定められているものです。
零票確認
各投票所の責任者である投票管理者が、その投票箱に最初に投票する選挙人(投票者)に施錠されていない投票箱の中を見せて、何も入っていないことを確かめてもらう。これは、何者かによって投票箱の中に予め特定候補の票が入れられていないことを確認するためである。
引用元: 零票確認 - 公職選挙法施行令 第34条 - ウィキペディア
僕は近くで見ただけで、写真を撮ることはできませんでしたので、Webから参考写真をどうぞ。
こんな感じです。
3人の選挙事務従事員の方が先頭の男性と一緒に立ち合い、1人が箱を支え、1人がふたを開けて、1人が先頭の確認者の方に確認してもらうというイメージです。先頭の男性は「はい、大丈夫です。空です。」みたいなやり取りをしていたようです。しっかりやっているんですね。
投票を終えて
今回は、選挙の投票所で一番最初に行われる「零票確認」というプチ儀式についてご紹介しました。
あまり見ることができないものですが、早起きして特別な体験をしてみるというのも良いかもしれませんね。
投票を無事に終えて、投票所を後にした僕です。外へ出るときには列を作って待っている人たちもいたようです。やっぱり早めにきてよかった。